LEICA M5 Chrome(白)ボディ 後期の三点吊りとLeitz Summaron ズマロン 35mmF2.8 ML（M/L両用）付きのセットです。

●M5ボディは株式会社シュミットの保証書が付いた正規品です。
当時の包装紙で包まれていますが、
この包装紙には角の破れやテープ跡が有ります。
この包装紙にもシリアルナンバーのシールが貼ってあり、ボディのナンバーと一致しています。

付属品は揃っています。

単体でも数万円で取り引きされている「ソフトレリーズボタン」も未使用のままです。

ボディとBOXのシリアルナンバー、保証書のシリアルナンバー、包装紙のシリアルナンバーは全て一致しています。

M5は発売当初から弁当箱と揶揄されて、
それほど人気機種ではありませんでしたが、
実は指針式のメーターはファインダーを覗いたままでシャッタースピードが見えて、絞り優先やシャッタースピード優先の様な使い方が出来、握ると手の中に程よく収まる大きさで使い易いライカです。
その後のメーター付きはM6ですが、LEDの点灯とシャッターダイアルを見ながらの露出合わせよりはM5の指針の方が直感的でアンダー・オーバーが分かりストレスは少ないと思えます。

外見は画像の通りに綺麗で、キズやアタリは有りません。
電池BOXの蓋もコイン跡等は無く綺麗です。
電池室内も腐食等は無く綺麗です。

裏蓋のボディ干渉防止のクッション(ポッチ)も健在です。

シャッター幕も綺麗で速度は簡易測定では1/2秒と1/1000秒が少し遅いのですが許容範囲で、その他のスピードも全速、許容範囲内に収まっています。

メーターも光の明暗に反応して左右に振れています。
バッテリーチェッカーもOKです。
適切な露出を保証する物ではありませんが、手持ちの専用露出計とほぼ同じ値を示しています。

ファインダーは前面ガラス裏にうっすらとクモリが有りそうな感じですが、見え方はクリアで、フレームもピント枠もハッキリしています。

見た目では未使用品に近いのですが、
Lシールが無いので綺麗に使われたM5です。
Lシールでは無いですが、S マークらしいシールで覆われています。

シュミット時代の正規品です。

シリアルナンバーが#1378xxxですので1973年の製造と思います。

○M5ボディ付属品

・株式会社シュミットの保証書
・LEICA パンフレット
・サービスカード (シリアル一致)
・絵葉書(カタログ請求用 ドイツ語)
・INSTRUCTIONS (英文)
・ライカ M5の使い方(日本語)シュミット
・ソフトレリーズボタン (SLボタン・貴重です)
・専用ハードケース(少々使用感有り・オマケです)
・BOX (クッション材の発泡スチロール上下有り)
・バッテリーアダプター(関東カメラサービス製電圧変換型)

※バッテリーはMR-9 (H-D)ですが、現在は販売されていませんのでメーターのチェックはアダプターで、SR43同等の電池を変圧して確認しています。
この電池(SR43SW)もお付けしますが、アダプターの指定電池は「SR43」ですので、交換の際には指定の電池をお使い下さい。アダプターでの変圧後の電圧は同じです。
SR43は公称電圧が1.5Vですが、初期電圧は1.6V以上でした。アダプターで変圧後の電圧は10％程度下がっていますが、1.4V以上はあります。


●Leitz ライカ Summaron ズマロン 35mmF2.8 ML（M/L両用）

UVフィルター、前後キャップ付属
LEICA ライカ Summaron ズマロン 35mmF2.8 ML（M/L両用）です。
このレンズはシリアルナンバー(1948xxx)から1962年製の個体でM/Lマウント兼用です。
最短は0.7m。
マウント部の小さなイモネジを1mmのドライバーで緩めればスクリューマウント（L39）として使用可能です。

Mマウントは簡単に外してLマウントに出来ます(Mマウントを外した画像をご覧下さい)が再度Mマウントを取り付ける時には、鏡胴側にイモネジの入る穴がありますので、その位置まで回して固定します。(画像に鏡胴側の穴とイモネジを拡大してあります)

非常に美しいレンズで、MLと云う希少性もあり探そうとすると見つかり難いレンズです。

外観鏡胴はズミクロン35/2（8枚玉）と似ています、と云うか同じですので、フードを付けて使うと名盤を見ないと分からないレベルの美しいレンズです。
ピントレバーは無限の位置でストッパーがカチッと止まるのも同じです。
使用感も少なく、目立つスレも少なくキズあたりのない美品です。

純正フードのIROOAは付属しませんが、数が多いので探し易いと思います。

代用品として、made in China の復刻版をお付けします。
遮光は純正IROOAと遜色有りません。
Chromeなのでボディ・レンズに似あっています。

前玉・後玉ともに拭きスレ・傷なくキレイです。
コーティングのライトに透かしても光学に曇り汚れチリなど見えず、カビ・バルサム切れなどはありません。

ヘリコイド、絞り羽等の動作はスムーズですが羽根に少々の油シミが見られます。
ピントレバーはストッパー付きで、無限でカチッと落ち込みます。

シリアルナンバーは#1948xxx 1962年のドイツでの製造です。


「f3.5のズマロンよりも高屈折率のランタンガラスを使い、解像度と色再現性を向上させた銘玉です。
ズミクロンの初代8枚玉と酷似していて兄弟玉とも言われています。
描写においては緑色の再現性、線描写の繊細さや、
焦点が合ったところの立体感の冴えなど性能にも優れており、8枚玉にも引けを取らないとも言われる名玉との評判があります。」
(この説明はレンズ解説のページより引用しています。)

後部のMマウント部品を外すとLマウントレンズとして使用できるM/L両用マウントのバリエーションです。

前後キャップと国産のフィルターが付属します。

○ Leitzライカ Summaron ズマロン 35mmF2.8 (M/L両用）付属品

※ 前後キャップ(前は純正・後は汎用品)
※ フィルター (国産 39mm UV SL-39)
※ フード(made in China の復刻版 IROOA)

この様なライカM5 ブラッククロームボディとSummaron ズマロン 35mmF2.8 L（M/L両用）のセットです。

非常に綺麗で動作も良好ですが、レンズが1962年とM5が1973年頃の製品である事をご理解いただき、特にポジご使用でご検討頂く場合には、シャッターの調整やオーバーホールを前提にご検討よろしくお願いします。

配送は、おてがる配送 宅急便にてお送りします。