大変に美しいフォルムで、いつまでも眺めていたい作品。抽象化された唐草の模様も力強さと豪華さ、それに気品も感じさせる。
作品サイズ 高さ38ｃｍ、最大径20ｃｍ、口径12ｃｍ 欠けやひびなどは見当たりません。美しい
題名「粉青調和唐草瓶」 ・・・画像10の参考作品と同様な作りで、釉をはぎ取って地の色で唐草模様を浮き出す技法で制作
北朝鮮において、高麗青磁の巨匠と呼ばれる 任駟俊（イムセジュン、）（1927～2007）の作品である。
彼の死後も、息子や孫達がその跡を継いで良い作品を作り続けている。
日本では彼の知名度は低いが、1989年韓国の美都波デパートの特設売り場で展示・販売した彼の青磁の花瓶は、当時のお金で1千100万ウォン以上の価格で売れ、作品の完成度の高さは韓国でも評価されている。また、2004年の国会議員会館ロビーで開かれた「北の作家美術展」など、たびたび展示されている。
彼が製作した高麗青磁は、海外の展覧会でも高く評価され、更に北朝鮮の国家美術展覧会でも高い評価を受けて、朝鮮美術博物館に国宝として所蔵されている。
彼について詳しく知りたい、彼の作品をもっと見たい方は、ハングル語で検索するようお勧めします。（底のサイン参照）漢字では少ししか出ませんでしたが、ハングルでしたら詳細に分かります。

このイムセジュン（ 陶芸家、金日成賞受賞、人民芸術家 ） の作品は貴重で、日本で見る事は殆ど能です。
この作品も、良い作品は国家管理となるお国柄、一般庶民が入手し得るようなものではないため、北朝鮮政府から日本の政治家へ贈られたものの流出かもしれません。
荷造りに使う箱の関係で、送料が表記より変化する事があります。増えた場合でもこれ以上は頂きませんが、減った場合でもこのままでご勘弁下さい。よろしくお願いします。